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初訪問の方は、はじめまして。
他の記事から見てくださっている方は、こんにちは。
さらっと納得を目指す本サイト「さらとく」。
今回は第30回目の記事となります。
ちょっとした区切りを迎えた気分ですね。おトク。
さて、前回の記事にもあります通り、現在紹介させていただいている円卓の騎士は、
「円卓の騎士と言えば○○」みたいな専用エピソード沢山の代表的な人物ではなく、
ピンポイントに有名な活躍や特徴のある人物が主となっています。
そんな流れに入ってから2回目となる本日、前回のベディヴィエールに続く今回は
アーサー王との付き合いで言えば古参中の古参たる騎士「ケイ」について書かせていただきます。
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ちなみにこの人、筆者的には割とお気に入りです。
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え、「何故?」って・・・
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そんなの面白いからに決まってるじゃないですか。
名前(通称)は?
名前はケイ、またはカイとも。
通称としては、特にこれといったものは無いみたいです。
出典は?
基本的にはアーサー王伝説が出典とされています。
ただし、これまでに紹介させていただいたガウェインやベディヴィエールと同様に、
ごく古い時代からアーサー王関連の物語に名前が出てくる人物であるため
アーサー王伝説の登場人物としても古参と言えるそうです。
どんな人?
概要
アーサー王が騎士となる以前、その子供時代に預けられていた騎士の家の長男です。
つまり、アーサー王の義理の兄にあたる人物で、
アーサー王にとっては、自身の最も年若い時期を知る最古参の配下の騎士と言えます。
性格としては結構困った人物であったらしく、
物を言い過ぎた際に、その口の悪さを周囲にたしなめられることもあったと伝えられているとか。
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余談ですが、ケイがアーサー王の配下になったのはアーサー王の素性が知れた後なので、
それまでの子供時代は、お互い普通の兄弟として暮らしていたそうです。
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そのあたりの関係性は、後述の逸話でも見て取れますね。
逸話①:変わった特技の数々
非常に高名な騎士の集団として知られるだけあって、
円卓の騎士の中には何らかの形で特技や能力を駆使した逸話を持つ人物が少なくありません。
それは最古参の円卓の騎士であるケイも例外ではなく、やはり自身の特技に関する逸話を持っています。
・・・が。
実はこの人、円卓の騎士の中でも屈指の変わった特技の持ち主でして。
古い伝承が出典となりますが、具体的にはこんなものだったそうです。
- 九日九晩水中にいられる
- 九日九晩活動できる
- 他者に治らない傷を負わせる
- 手から熱を出し洗濯物を乾かせる
- 機嫌がいいと背が伸びる
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騎士らしさ皆無なものもあれば、多少時代を感じさせるものもありますが、
言い換えれば、歴史的にも古参キャラならではの事情でもあるのでしょう。多分。
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もはや騎士というより妖精の類ですよね、この人。
逸話②:アーサー王と選定の剣
アーサー王の有名な逸話として
「石に突き刺さった剣を引き抜くことで、王の資格を持つことを証明する」
というものがあるのは、以前の記事でも紹介させていただきました。
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「エクスカリバーじゃなくてカリバーン」説とか出してたアレですね。
言わばアーサー王伝説のスタートラインたる出来事ですが、
実はこの件、発端はケイだったりします。
その時の経緯としては、こんな感じだったそうです。
ある日、ケイが街で開催された試合に出場する
↓
試合中に武器が壊れる
↓
弟(アーサー王)に替えの武器を取ってくるようおつかいに出す
↓
弟、手頃な武器が見つからない
↓
弟、石に刺さった剣(カリバーン)を発見
↓
弟「これでいいや。えいっ。」
こうして、弟ことアーサー王は自身の素性を知り、
兄であるケイは最古参の側近としてアーサー王と共に歩むことになったのだといいます。
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後の展開はともかく、剣の話だけ見るとドラマ性も何もあったものじゃないですね。
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いえ、ほのぼのしてて微笑ましいのですが。
以上、今回は円卓の騎士よりケイについて紹介させていただきました。
古い出典を持つだけあって、他にも逸話はありそうな人物ですし、
また紹介できることがありましたら記事にまとめさせていただきますね。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
また他の記事でお会いいたしましょう。
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