![](https://saratoku.net/wp-content/uploads/2020/12/グラストンベリー_1200.png)
初訪問の方は、はじめまして。
他の記事から見てくださっている方は、こんにちは。
さらっと納得を目指す本サイト「さらとく」。
今回は第25回記事となります。
ここ最近は、元旦より始まった推しシリーズこと
ギリシャ神話の英雄ヘラクレスより「十二の功業」について書かせていただいていました。
前回を持ちまして、その一連の記事に区切りがつきましたので
今回からは、また新しいテーマの記事としたいと思います。
で、何について記事にするのかですが。
内容的に推し一択とは言え、ギリシャ関連の記事がかなり続いてしまったのは事実。
と言うわけで、第25回となる今回は地域を変えまして
グレートブリテン島より「円卓の騎士」について書かせていただきます。
以前の記事でも少し登場しましたね、円卓の騎士。
アーサー王と言えば聖剣エクスカリバーが有名ですが、
周囲との人間関係という意味で「円卓の騎士」もまた欠かせない重要なファクター。
この記事では、その「円卓の騎士」について紹介させていただきます。
![](https://saratoku.net/wp-content/uploads/2021/01/円卓_300.png)
そもそも円卓の騎士って何?
アーサー王に仕えた騎士の総称です。
アーサー王の城にあったという円卓(円形のテーブル)を
アーサー王と共に囲んだことが、その呼び方の由来とされています。
![](https://saratoku.net/wp-content/uploads/2020/12/さらとっくん_160_160.png)
「円卓の騎士」と銘打っているせいで紛らわしいことになっていますが、
本質としてはアーサー王の配下という部分が重要みたいです。
なんで円卓?
「円卓の騎士」としての理念によるものと言われています。
円卓というのは、上に書いた通り「円形のテーブル」です。
円形のテーブルには頂点が存在しないため、座席に上座も下座も無いということになります。
騎士達はその円卓を囲むことで
「皆が対等で、上下は無い」
という理念を表していたそうです。
![](https://saratoku.net/wp-content/uploads/2020/12/さらとっくん_160_160.png)
ちなみにこの円卓ですが、一説にはアーサー王が結婚祝いにもらったものと言われています。
![](https://saratoku.net/wp-content/uploads/2020/12/さらとっくん_160_160.png)
そこから考えると、たまたま円卓があったから囲んだわけではなく、
元々「円卓を使うことで皆が対等であることを示す」みたいな考え方があったんでしょうね。
何人いるの?
出典にもよりますが、基本的には12名ないし13名とされています。
一説には、
「円卓には13の席があって、1つの席は呪いの席」
と言われているそうです。
![](https://saratoku.net/wp-content/uploads/2020/12/さらとっくん_160_160.png)
つまり、席の呪いに負けない騎士がいれば13席を数えますが、
そんな傑物がいない時期だと12席しか埋められないということですね。
ただし、これはあくまで「円卓の席数が12ないし13席」ということであって
メンバーの入れ替わりや代替わりも含めると、歴代ではそれ以上の人数が存在します。
さらに「アーサー王に仕えた騎士」としての円卓の騎士も含めると、その数はもっと多くなります。
メンバーは誰がいるの?
上記の通り、広い意味では多くのメンバーがいる円卓の騎士ですが、
印象深い逸話を持っていたり、アーサー王と深く関わる等の理由で
特に名前が知られている人物もいます。
その一部を以降で紹介させていただきますね。
円卓その①:ランスロット卿
円卓最強の一角として有名な人物で、通称「湖の騎士」と呼ばれます。
「アロンダイト」という剣を愛用する傑出した騎士である一方、
女性人気の高さから円卓のロマンス担当でもあります。
円卓その②:ガウェイン卿
ランスロット卿と並ぶ優秀な人物で、円卓の騎士としては最古参の一人とされています。
「ガラティーン」という愛剣と、午前中は力が3倍となるという特異体質をもって
円卓の騎士譚を担当する正統派です。
円卓その③:トリスタン卿
ランスロット卿と並んで円卓でも最強の一角とされる人物です。
更に、こちらも女性人気の高さから、ランスロット卿に並ぶ円卓のロマンス担当でもあります。
円卓その④:ベディヴィエール卿
古くからアーサー王に仕えており、アーサー王の腹心とされる人物です。
円卓の騎士という名前が登場する前からアーサー王の配下にあった、古参中の古参と言える騎士です。
円卓その⑤:ケイ卿
アーサー王の義兄にあたる人物です。
ベディヴィエール卿と並ぶ古参の騎士であり、
王となる前、それこそ幼少期からアーサー王を知る人物でもあります。
円卓その⑥:ガラハッド卿
ランスロット卿の息子にして、ランスロット卿を上回ると言われる騎士です。
円卓の騎士となった後、アーサー王より聖杯探索を命じられました。
円卓その⑦:モードレッド卿
ガウェイン卿の弟で、アーサー王に反旗を翻した騎士とされています。
元々危うい状況にあったとはいえ、最終的にアーサー王の伝説に終止符を打った人物です。
円卓その⑧:ガレス卿
ガウェイン卿の弟で、ランスロット卿を尊敬している後輩の騎士です。
通称「ボーマン(美しい手の意)」と呼ばれますが、歴とした男性です。
円卓その⑨:アグラヴェイン卿
ガウェイン卿の弟で、ランスロット卿と対立する立ち位置の人物です。
明確に悪行をなすことは無いのですが、人気者であるランスロット卿と仲が悪いため
割と悪役描写を受ける不遇な騎士でもあります。
円卓その⑩:パロミデス卿
女性関連のストーリーで、トリスタン卿と絡みの多い騎士です。
基本的に主役はトリスタン卿であるため、その敵対者ということでやや敵役寄りとなります。
円卓その⑪:ペリノア王
武勇に優れることで有名な円卓の騎士です。
円卓の騎士に数えられていますが、名前の通り立場はアーサー王同様の「王」となります。
円卓その⑫:パーシヴァル卿
一説にはペリノア王の息子とも言われる人物です。
ガラハッド卿と共に、聖杯探索を命じられた騎士の一人でもあります。
円卓その⑬:ボールス卿
ランスロット卿の従兄弟にあたる人物です。
ガラハッド卿やパーシヴァル卿と共に、聖杯探索を命じられた騎士の一人でもあります。
以上、今回は円卓の騎士について紹介させていただきました。
それぞれの騎士については、今後個別に記事をまとめさせていただきたいと思います。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
また他の記事でお会いいたしましょう。
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