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初訪問の方は、はじめまして。
他の記事から見てくださっている方は、こんにちは。
さらっと納得を目指す本サイト「さらとく」。
第1回となる今回は、言うなれば「原点」。
何事もスタートは大事です。
と言うわけで、初投稿となる今回は
ギリシャ神話を代表する英雄「ヘラクレス」について書かせていただきます。
![](https://saratoku.net/wp-content/uploads/2020/12/ヘラクレス_300-1.png)
元々有名なギリシャ神話出身という理由もありますが、それでも知名度としては世界規模。
英雄界隈におけるバリバリの有名人と言っても過言ではないでしょう。
逸話も活躍も盛り沢山で、実に書くのが楽しそうな御仁です。
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初回にヘラクレスを選んだ理由・・・ですか?
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経緯としては色々あるのですが、平たく言えば
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推しなので。
名前(通称)は?
名前は、アルケイデース。
通称として、『ヘラの栄光』の意で「ヘラクレス」と呼ばれます。
・・・はい。有名すぎるあの名前、実は本名ではないんです。
後述の「十二の功業」を行う際に呼ばれたことをきっかけに
以降は自分でも「ヘラクレス」と名乗っているので、
厳密には通称と言うより、「アルケイデース」の方が幼名という扱いですね。
出典は?
記事の冒頭から連呼している通り、
ギリシャ神話の登場人物です。
どんな人?
概要
ギリシャ神話における主神ゼウスと、
人間の女性との間に生まれた半神半人の英雄です。
生まれた直後の時点で女神ヘラ由来の怪力を得ており、
後にケンタウロス族の賢者ケイローンに師事したことで更に成長、
無双とも呼べる武勇を身に着けて神話の活躍に乗り出します。
逸話①:十二の功業
「ヘラクレスと言えばコレ!」とすら言える、
英雄ヘラクレスの為した12個の難行の総称です。
身もふたもない言い方をしてしまえば
ヘラクレス用罰当番×12
というしょっぱい代物なのですが、その内容はまさしく破格。
12個の難行の内訳は、怪物退治から冒険行、果ては厩舎の掃除まで様々ですが、
どれひとつ取っても、達成できれば知恵者や英雄。
複数達成できれば「大英雄」と呼んでも差し支えない程の超高難度仕様です。
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同じように伝説的な怪物を複数退治した人物としては、
石化の怪物ゴルゴーンを討ったことで知られる英雄ペルセウスなどがいます。
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と言うか、それくらいしかいないです。
この「十二の功業」は中々に濃い内容、かつ個人的にお気に入りエピソードなので、
詳細については個別記事で紹介させていただきますね。
逸話②:かなり苦労人
「前項で持ち上げておいてこのギャップは何?」とか言われてしまうかもですね。
英雄としての活躍には事欠かないヘラクレスなのですが、
実はその一方で苦労人エピソードにも事欠かないという面もあったりします。
何故かと言いますと、このヘラクレスと言う人物、有名な活躍を果たす前後において
結構な頻度で無茶振りされたり難癖つけられたり
といったストーリーが挟まっているからです。
もちろん、中には正当な言い分もあるのですが
ほとんど言いがかり同然の物言いを受けることも珍しくありません。
また、こちらは本人の問題ですが、
結構気性が荒い上に、酒癖も良くなくて、更にそそっかしい性格だったようで、
- 早とちり→暴れる→凹む
- 酔っぱらう→暴れる→凹む
- ついカッとなる→暴れる→凹む
みたいな行動もちらほら見られます。
総合すると、
神話の登場人物として文句なしの大英雄でありながら、妙に人間臭い失敗やしがらみの多い人
というのがヘラクレスの人物像だと言えます。
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そういった意味では、父親である主神ゼウスに似ているのかもしれませんね。
装備は?
ヘラクレスの持ち物の中で銘がある武器は少ないのですが、
いくつもの冒険を乗り越えただけあって、いろいろな装備が語られています。
その中で、有名なところをいくつか紹介いたしますね。
武器①:弓矢
言わずと知れた、英雄ヘラクレスが誇る最強の武具です。
鏃(やじり)にヒュドラの血を塗ったことで、どんな怪物でも仕留める恐るべき毒矢と化しているそうです。
ヘラクレスにとっても愛用の武器だったのか、その生涯の中で幾度となく使用されているのですが
直接間接問わず、この毒矢を受けて生存した相手は皆無とされていて、
名だたる怪物も、勇猛な戦士も、ヘラクレス本人さえも、例外なく命を落としています。
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厳密に言えば、この矢を受けた面々の中で
賢者ケイローンは本物の不死身であったため、一応存命でした。
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そのケイローンにしても、矢の毒自体は効いていたため、
不死身ゆえ逆に延々と毒に苦しめられることとなってしまい、
最終的には自身の不死を他者へ譲ることで死を選んだとされています。
ちなみに、矢の方がピックアップされがちですが、
弓本体も強力な物らしく、ヘラクレスの死に際してポイアスという人物に譲られた後、
ポイアスの息子ピロクテテスの手で、その後のトロイア戦争でも活躍したとか。
武器②:棍棒
「ヘラクレスと言えば棍棒」という印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
それくらいヘラクレスの象徴的な武器です。
特別な能力はありませんが、
- 怪物と戦う際、ひとまずコレ(棍棒)で叩く
- 他人が持ったらあまりの重さに驚いた
- 山を越えるのが面倒なので山脈を叩き割る
といった具合に、シンプルながら(ヘラクレス視点で)勝手の良い武器として使われています。
造形としては、丸太を削った様な形状で描写されるものが多いみたいです。
・・・何で出来てるんでしょうね、これ。
武器③:剣(銘:マルミアドワーズ)
ヘラクレスが持っていたとされる武具の中で、珍しく銘のある剣です。
出典はギリシャ神話ではなくアーサー王伝説で、アーサー王が所持していたとされているそうです。
武器としての性能では、聖剣エクスカリバーよりも強力だったとか。
防具:獅子の毛皮
棍棒に続いて「ヘラクレスの被り物はこれ」という印象をお持ちの方も多いかと思われます。
先の「十二の功業」に臨む以前、
ヘラクレスはキタイローン山という場所でライオンと戦ってこれを退治しており、
以降、このライオンの毛皮を防具代わりに被っていたそうです。
その後、「十二の功業」の第一でネメアの獅子を退治した際に、
ヘラクレスが振るう武器ですら歯が立たなかったほどの頑丈さを誇ったその獅子の毛皮を
自身の新しい防具として被るようになったと言います。
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わざわざ新調してまで使っていることを考えると、
実は獅子(ライオン)の毛皮そのものが気に入っていたのかもしれませんね。
以上、今回はヘラクレスについて紹介させていただきました。
本当はもう少しコンパクトにまとめたかったのですが、
思いのほか筆が乗っちゃいました・・・。ちょっと反省です。
まだまだご紹介できていない逸話とかもありますので、
そのあたりは今後別記事などでご紹介させていただきたいと思います。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
また他の記事でお会いいたしましょう。
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