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他の記事から見てくださっている方は、こんにちは。
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第46回となる今回は、北欧神話の女神『フレイヤ』についてご紹介いたします。
名前は?
名前は『Freyja』。またの名を『Vanadis』といいます。
一説によると「フレイヤ」とは違う元の名前があったとも言われますが、
残念ながら今となっては詳細は不明のようです。
![](https://saratoku.net/wp-content/uploads/2023/04/女神_300.png)
![](https://saratoku.net/wp-content/uploads/2020/12/さらとっくん_160_160.png)
ちなみに『フレイヤ』には「婦人」、『ヴァナディース』には「ヴァン(神族)たちの女神」という意味がそれぞれあるそうです。
『ヴァン神族』とは、北欧神話に登場する神々の系統のことです。
フレイ・フレイヤの兄妹はこの系統の一員とされています。
同様の区分として『アース神族』という系統もあり、主神であるオーディンなどはこちらです。
どんな神格?
フレイヤは、北欧神話に登場する女神の一柱です。
双子の兄である『フレイ』と同様に、作物の実りをつかさどる『豊穣神』として知られます。
同時に『愛の女神』としての面もあるそうで、その影響かフレイヤ本人も非常に美しい容姿をしているほか、
恋愛関係の願いであれば割と気軽に耳を貸してくれると言われています。
どんなことをした?
①アースガルズに移り住む
フレイヤはもともとヴァン神族の出身なのですが、
基本的にはアース神族の世界である『アースガルズ』に住んでいるそうです。
これは、かつてアース神族とヴァン神族の間で行われた抗争が終結した際に、
和平の証としてヴァン神族からアース神族に送り出されたという経緯によるものだとか。
同じ理由で、双子の兄であるフレイと、兄妹の父親である『ニョルズ』もまた、
ヴァン神族でありながらアースガルズに住むという変わった立ち位置となっています。
②セイズをもたらす
『セイズ』というのは、北欧神話における魔法の一種です。
炎を出したり風を吹かせたりといったものではなく、
魂や霊的な部分に関係するスピリチュアルなタイプだったと言われています。
セイズはフレイヤだけの特別な魔法というわけではないのですが、
少なくともアース神族には無い知識だったらしく、
ヴァン神族出身のフレイヤによって『オーディン』に伝授されたとされています。
![](https://saratoku.net/wp-content/uploads/2020/12/さらとっくん_160_160.png)
余談ですが、セイズは基本的に女性を使い手とする魔法らしいです。
一応、男性であるオーディンが使えるので「絶対」というわけでもないようですが。
何を持っている?
①ヒルディスヴィーニ
ヒルディスヴィーニとは、フレイヤの所有するイノシシのことです。
またの名を「ヒルディスヴィン」ともいいます。
兄フレイの所有するイノシシである「グリンブルスティ」は宝物でしたが、
こちらは特にそのようなことはなく、普通に単一の生物のようです。
②ブリージンガメン
ブリージンガメンとは、フレイヤの所有する黄金の首飾りのことです。
フレイヤのために作成された宝物というわけではないのですが、
これを一目見たフレイヤが真剣に欲しがるほどの見事な一品だったと言われています。
一説によると、そういった「他者を魅了する力」のある首飾りとも考えられているとか。
人間関係は?
①フレイとの関係
フレイは、フレイヤの双子の兄にあたる神格です。
兄妹だけあって似たところがあるのか、以下のような類似点があったと言われています。
- 豊穣をつかさどる神
- イノシシを乗りものとする
- 神々の中でも特に美しい容姿
②ニョルズとの関係
ニョルズは、フレイ&フレイヤの父親にあたる神格です。
豊穣神である子らと違って、ニョルズは海をつかさどる「海神」とされています。
容姿に関して、ニョルズは「美しい」というより「精悍」な印象だったと言われていますが、
唯一「足」だけは非常に美しかったのだといいます。
以上、今回は北欧神話より『フレイヤ』について紹介させていただきました。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
また他の記事でお会いいたしましょう。
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