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第43回となる今回は、北欧神話の男性神『トール』についてご紹介いたします。
前回の記事では、
北欧神話の主神オーディンについて紹介させていただきました。
主神について紹介したのなら、
次はそれに次ぐ知名度を誇る存在をご紹介。
というわけで、
今回は前回に続いて北欧神話に登場する神格より、
「雷神トール」についてご紹介いたします。
『北欧神話の最強神』
北欧神話の雷神トールと言えば、何をおいてもこれです。
同神話の主神であるオーディンを差し置いて『最強』と冠されるトールについて、
いくつかのポイントからさらっとご紹介いたします。
雷神トール その①:圧倒的な剛力
北欧神話における雷神トールは、
- 燃えるような眼光
- 豊かな赤髪&赤ひげ
- 鎧を纏った大男
という外見から予想できる通り、単純&直情な武力系の神格とされています。
そんなトールの最も分かりやすい特徴が、その力。
一説には、
『アースガルズに住む全ての神の力を合わせたよりも強い』
とされているとか。まさに無双の剛力ですね。
雷神トール その②:戦鎚ミョルニル
ミョルニルというのは、
雷神トールの所有する戦鎚(せんつい/ウォーハンマー)のことです。
主神オーディンの槍(グングニル)と同様に不思議な特徴があるらしく、
- サイズを自在に変えられる
- 投げても自動的に手元へ戻ってくる
- トールの力にも耐える程に頑丈
という性質を備えた武器だったと言われているそうです。
このミョルニルを振るうトールの戦闘力は絶大で、
敵対した巨人のことごとくが一撃必殺だったとか。
例外は、トールの生涯最後の敵である世界蛇ヨルムンガンド。
この時ばかりは、さすがのトールも一撃必殺とはいかず、
最終的に討ち果たしはしたものの、
ヨルムンガンドが吹きかけた毒によりトールも直後に落命したそうです。
ちなみに、
トールがヨルムンガンドを討ち果たすためにミョルニルを投げつけた回数は3回だとか。
雷神トール その③:悪友ロキとの腐れ縁
北欧神話の武勇担当と言える雷神トールですが、
意外にも、同神話のトリックスターこと狡知神ロキと仲が良かったと言われているそうです。
片や単純明快な乱暴者、
片や狡猾で悪戯好きなひねくれ者。
正反対と言っても良いくらいに似ていない二人なのですが、
- 一緒に冒険する
- 遠征するトールに補佐役としてロキが同行を申し出る
- 女装したトールを女性に変身したロキが手引きする
といった感じで、お互いそこそこ仲良くやってたみたいです。
補足しておきますと、
トールの女装を提案したのはロキではない他の神(ヘイムダル)だったそうです。
まぁ、知人の女装をスルーした上に一番近くで眺めているのはロキなのですが。
以上、今回は北欧神話の雷神トールについて紹介させていただきました。
神話の中でも出番の多いトールなので、関係者なども相応に登場してきます。
そのあたりもいずれ記事を書きたいところです。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
また他の記事でお会いいたしましょう。
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