初訪問の方は、はじめまして。
他の記事から見てくださっている方は、こんにちは。
さらっと納得を目指す本サイト「さらとく」。
今回は第28回目の記事となります。
前々回の記事は、円卓筆頭と称される騎士ランスロット。
前回の記事は、最も優秀と称される騎士ガウェイン。
こう来ると、続く今回も円卓トップクラスの人物を題材にして、いい感じに三人衆みたいにしたいところです。
と言うわけで、今回の記事では
円卓の騎士より「トリスタン」について書かせていただきます。
余談ですが、前回も書かせていただいた通り、
円卓メンバーが一定の面子で名乗りを上げることはほとんど無いので、
三人衆というのも便宜的なものです。
明確にグループ分けされているのは、それこそ聖杯探索に赴いた三人組くらいでしょうか。
この辺りは、いずれ別の記事で紹介させていただきますね。
名前(通称)は?
名前はトリスタン、またはトリストラムとも。
通称ではありませんが、その名前は「悲しみの子」を意味するそうです。
一説には、出生に際して悲しい背景があったため、そう名付けられたとも言われています。
出典は?
やはり円卓の騎士の一員ということで、有名な扱いとしてはアーサー王伝説の登場人物です。
ただし、元々の出典としては、実は全く別の物語に主人公として描かれる人物でもあります。
「トリスタンとイゾルデ」という物語で、イゾルデという名の女性との恋愛がテーマなのだそうです。
つまり、元々がロマンス畑出身の人物なんですね。
どんな人?
概要
上記の通り、元々は「トリスタンとイゾルデ」という物語の主人公で、
後にアーサー王伝説に組み込まれた人物です。
円卓の騎士の中では、ランスロットに匹敵する武勇の持ち主と言われており、
試合の場ではありますが、他の円卓の騎士を数名打ち倒したこともあって
「円卓最強の騎士」とも謳われる騎士なのだそうです。
逸話①:トリスタンとイゾルデ
ここまで繰り返し登場した、トリスタンの出典とされる恋愛物語です。
大まかな特徴としては、
- 主人公がトリスタン
- ヒロインはイゾルデという名前の二人の女性
- 悲恋
といったことが挙げられるそうです。
その物悲しいストーリーが人気を博したこともあって、
トリスタンは人気の面でもロマンス担当という面でも、ランスロットと並ぶポジションを確立しているそうです。
逸話②:フェイルノート
基本的に「剣や槍を構えて騎乗」という騎士らしいスタイルが伝わる円卓の騎士ですが、
珍しいことにトリスタンは弓を扱うことが知られている人物です。
とは言え、弓のことを知られているのが珍しいだけで、一般的な騎士としての腕前も円卓屈指だったみたいです。
ちなみにこの人、かなり芸達者な人物だったらしく、弓どころか竪琴まで弾けたという逸話もあるのだとか。
オシャレな騎士ですねー。
そのトリスタンが所持していた弓の名前が「フェイルノート」だとされています。
形状や性能については定かではありませんが、
「狙ったところを外さない」という必中の弓であったとする説もあるそうです。
逸話③:カーテナ
こちらもトリスタンが所持していたと言われている武器の名前で、剣の銘だとされています。
やはり性能については定かではありませんが、形状については少し言及されていて
「切っ先の無い形状」をした剣だと言われています。
厳密に言えば、切っ先にあたる剣の先端部分が平たくなっている形状とされています。
ざっくり表現すると、長ーい長方形みたいな形をしているということですね。
このカーテナは、後にフランスのシャルルマーニュ伝説に登場する英雄が使用したと伝えられ、
またイギリス王家に伝えられる剣とも同名であるなどしていることから、
非常に由緒のある一品なのかもしれないですね。
以上、今回は円卓の騎士よりトリスタンについて紹介させていただきました。
今後またご紹介できることが増えましたら、追記や別記事にてまとめさせていただきますね。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
また他の記事でお会いいたしましょう。
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