
初訪問の方は、はじめまして。
他の記事から見てくださっている方は、こんにちは。
さらっと納得を目指す本サイト「さらとく」。
今回は第39回の記事となります。
ここ最近は「円卓の騎士」シリーズと称して
円卓の騎士と呼ばれる面々の中で特に有名なメンバーを紹介させていただいていましたが、
それも前回のボールスをもって一段落。
そこで「さて次は何を題材にしようか」と考えてみたところ、
せっかく記事の流れに区切りがついたのだから変化をつけてみよう
ということで決着(脳内)。
そんなわけで今回は
以前から考えつつも実行に移せていなかった「怪物」について
紹介記事を書かせていただこうと思います。
そして、その第一回となる本記事では
ギリシャ神話より最大最強とも語られる怪物「テュポーン」について書かせていただきます。

名前(通称)は?
名前はテュポーン、またはテュポエウス、ティフォンなど。
通称としては、「怪物の父」とも呼ばれるそうです。
出典は?
ギリシャ神話が出典となります。
描写については色々とバリエーションがあるみたいですね。
どんな存在?
概要
ギリシャ神話に登場する怪物の一体です。
半人半蛇な外見に、異様な巨体と強大さを併せ持つ怪物で、
ギリシャ神話の主神ゼウスを相手に壮絶な戦いを繰り広げたことから
「最大最強の怪物」とも称されるそうです。
他方、「怪物の母」こと怪物エキドナとの間に多くの怪物をなしたことから
「怪物の父」として多くの怪物のルーツと言える存在でもあります。

ちなみに、テュポーンは英字表記で「Typhon」と書くのですが、
これが「台風」を意味する『Typhoon』の語源ではないかとする説もあるそうです。

途方もないという意味では双方似たようなものですし、中々に説得力はある気がしますね。
逸話①:「最大」は伊達じゃない
先述の通り「最大最強」というトンデモフレーズで語られるテュポーンですが、
実はこれ、あながち誇張でもなかったりします。
テュポーンは神話の中でその外見についても語られているのですが、
その内訳はこのようになっているそうです。
- 人間の上半身に、蛇の下半身(正確には腿から下)
- 肩から生えた百頭の蛇
- 背中に鳥の羽 ※絵によって描いてあったり無かったり
- 頭が星々に届くほどの上背
- 世界の東西の果てに届くほどに伸びる左右の手
前半の如何にも怪物然とした特徴も中々ですが、それ以上に目を引くのが後半。
縦にも横にも大きすぎる、文字通りに世界を覆う程のとんでもない巨体です。
ギリシャ神話的に正しく「最大」かどうかは不明ですが、
こんな巨体がポコポコ出てくるはずも無いでしょうし、
少なくとも「最大級」と称しても過言ではなさそうですね。
逸話②:「最強」も伊達じゃない
テュポーンを形容する「最大最強」というフレーズの内、
「最大」について大きく違わないことは先述の通りです。
では、残る「最強」についてはどうなのか?
結論から言えば、こちらもまた、決して言い過ぎではないみたいです。
そもそもの話として、
テュポーンは主神ゼウスを倒すために生み出された怪物とされています。
何かと調子に乗ったり問題を起こしたりしがちな主神ゼウスですが、
それでも主神は主神。
本気になれば全宇宙を焼き尽くす雷すら操るギリシャ神話最強の神格です。
最強の主神に差し向けるならば、最強の怪物を。
そんな思惑があったかどうかは不明ですが、
結果として生み出された怪物テュポーンは怪力や万物を焼き尽くす炎等、
主神ゼウスに匹敵する強大さを持っていたといいます。
最終的に主神ゼウスと怪物テュポーンは周囲を排して一騎打ちを行ったそうですが、
それはそれは壮絶な激戦となったらしく、
世界が滅ぶかのような・・・どころか世界を滅ぼしながらの戦いだったと言われます。
その後の展開については諸説あるそうで、
最終的に主神ゼウスが勝利する点は共通しているものの、
出典によって一度は怪物テュポーンが主神ゼウスを打ち負かしたパターンもあるのだとか。
あらゆる敵をワンサイドゲームで沈めてきた主神ゼウスを相手にここまで出来るあたり、
まさしく「最強の怪物」と呼べる存在だったんでしょうね。

ちなみに、主神ゼウスが一度負けた際の経緯は
遠距離攻撃の打ち合いでは互角 → 近接戦挑む → 力負け
だったそうです。

これはさすがに相手が悪かったのでしょう。腕力的にも体格的にも。
ギリシャ神話の主神ゼウスと言えば、割と俗な逸話が多いことで有名ですが
こと戦いに関しては過去に一度も負けたことが無く、
何が相手であろうと自身の雷で一方的に焼き払ってきたという別格の強さを誇る神格です。
勝ち負け以前に「まともな抵抗が出来た相手すら皆無」という無敵っぷりを考えると、
それと互角に戦えた怪物テュポーンもとんでもない存在だったということなのでしょう。
逸話③:「怪物の父」は伊達にもならない
怪物テュポーンは単体で主神ゼウスと張り合える規格外の怪物ですが、
一方で「怪物の父」と称される通り、多くの怪物を子に持つことでも知られているそうです。
有名どころとしては、
- 英雄ヘラクレスが十二の功業で戦ったネメアの獅子や、レルネーの水蛇(ヒュドラ)
- 地獄の番犬として知られる三つ首の怪物ケルベロス
- 英雄ペルセウスが戦った石化の怪物ゴルゴーン
等の面々が怪物テュポーンの子とされています。
そしてもちろんですが、まだまだいます。怪物テュポーンの子。
そのあたりについては、また別の機会にでも紹介させていただきますね。

ちなみに、上記のヘラクレスとペルセウスは、どちらも主神ゼウスの息子にあたります。

親子二代に渡る付き合いと考えると、中々に筋金入りの因縁ですね。
以上、今回は怪物テュポーンについて紹介させていただきました。
怪物テュポーンの関係者については今回書ききれなかった面々も多いのですが、
そのあたりはまた別の記事で紹介させていただきますね。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
また他の記事でお会いいたしましょう。



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